コラム一覧へ戻る

タイからのお客様とチョット変わった東京めぐり

先日、タイの友人から「今度、来日するので観光案内をしてくれ!」と連絡がありました。
私が渡泰した際は時折観光に付き合ってもらっているので無碍にもできず、半日時間を空けて、

指定された日に彼の宿泊ホテルに向かいました。

 

宿泊先は、今年1月にオープンしたばかりの神田にある「東横INN東京メトロ大手町A1」。
大手町駅から徒歩5分、神田駅からも徒歩6分、また弊社からも徒歩10分程に位置するホテルです。

 

東横INNホテルチェーンは、弊社でも数多くのプランで利用させて頂いておりますが、

全室インターネット回線完備で、有線LANとWi-Fiの同時接続が可能だし、この時期にはかかせない加湿器も完備されていて、

ズボンプレッサーやコインランドリーもあるので、私も出張時にはよく利用させて頂いているホテルです。

さて、私がホテルに到着すると、彼はすでにフロント前で待機していて、「早く行こう!」と急かします。
彼は今回、初来日。
逸る気持ちはわかるものの、今回の行程の概要と目的を聞くと、その日は来日2日目で、行程は東京で3泊。

その後、沼津(日本在住の親戚に会うらしい)で1泊。そして、京都と大阪で1泊ずつして、また東京に戻って1泊して帰国するとのこと。

 

そして3日目は、別な友人に「浅草、スカイツリー、新宿、渋谷」を案内してもらう予定らしく、

目的は、「日本の味を堪能し、文化に触れてみたい。そして、温泉にも入ってみたい。」とのこと。

この行程では、「温泉」は難しいかな~?と、思いつつも「昨年春にオープンしたばかりの大手町温泉があるじゃないか!」と思い直し、

ホテルのビジネスカウンターを利用させて貰い、早速施設の下調べ。
すると、ホテルからも歩いても僅か5分。温泉と云うイメージからは少しかけ離れてしまうかも知れないけど、

とりあえず行ってみてから、その後の予定を打ち合わせしようかなと思い、「SPA大手町」に行ってみました。

 

ビジター入浴料は1,620円+貸タオルが320円。
巷のスーパー銭湯と少しお高めですが、都心にあることを考えれば妥当なお値段かな?
と思います。東京のど真ん中で、温泉気分を味わえるなんて時代も変わったものです。

 

浴場は豪華であったものの、あまり広くはなく、四畳半位の温泉浴槽が2つとサウナが1つ。お湯は東京の温泉によくある茶褐色の塩泉です。
スーパー銭湯にある休息所や飲食スペース、マッサージ施設等はなく、併設されているスポーツジムの一部と云った感じです。

 

温泉に浸かりながら、その後の行程を彼と打ち合わせ。
時間も限られていることから、皇居、東京駅、銀座、日本橋辺りを散策してから、適当なところで食事をすることに決定。

 

約1時間程度で、大手町温泉を後にして、まずは皇居へ。
バンコクの観光名所で外せないのが、「王宮とエメラルド寺院」であると同様に、

近しい観光ポイントかな?と、思ったのですが彼には興味がなさそうで、「疲れた!寒い!」。
内堀通りから桔梗濠を右手に巽櫓を右に折れ、桔梗門、蛤濠、二重橋濠沿いを経て

二重橋のところまで約10分強しか歩いていないにも拘わらず、

このひと言には唖然。

03.jpg

皇居外苑

 

寒かった日と云うこともあり、丸の内周辺で暖かいものでも飲みながら休憩しようと考えていた時に、

彼の「日本の味を堪能したい。」の言葉を思い出します。

その店は、日本食の基本「だし」味を堪能するには持ってこいのお店だし、私も気になっていたお店です。
かつお節やつゆの素で有名な「にんべん」の店舗で、その名も「日本橋だし場(BAR)」

鰹節だしをドリンクに仕立てた一品(レギュラーサイズ120ml:100円)を提供していて、機会があったら是非賞味してみたいと思っていたお店です。
※ 「カンブリア宮殿(TV東京 毎週木曜日 夜10時~放送)」で紹介されていました。

04.jpg

鰹節だしをドリンクに仕立てた一品

 

東京駅、銀座、日本橋散策の予定は後回しにいたしました。

 

05.jpg

 東京駅丸の内駅舎

06.jpg

日本橋・道路元標

「本店」は、「丸ビル店」同様にイートインのスタイルですが、ドリンクだけでなく、鰹節だしを使った一品料理も提供しています。
ここでは、大人気の「手焼き風たまご焼き(1本:150円)」と「かつお角煮まん(1ケ:200円)」、

そして先ほど飲まなかった「鰹&昆布の合わせだしドリンク」を注文。
卵焼きはフワッとして鰹だし風味で優しい味わい。角煮まんはアツアツでジューシーな甘辛醤油味でこちらも美味。

 

08.jpg

 

07.jpg

 「日本橋だし場(BAR)本店」手焼き風たまご焼き、かつお角煮まん、鰹&昆布の合わせだしドリンク

夕食時だったので、「日本橋だし場 はなれ」へ。
ディナータイムの駆け出し時間と云うこともあり、予約なしで待ち時間もなく入店できました。


「だし炊き込みご飯:1,200円」の他、「スフレオムレツ:800円」「伊兵衛サラダ:1,000円」「鮪のカルパッチョ:1,000円」「栃尾揚げ:600円」などを堪能させて頂きました。
どの一品も鰹だしと鰹節が効いていて絶品。
特に、鮪のカルパッチョは鰹だしのピューレを乗せて頂くのですが、繊細な風味で日本酒には打ってつけの肴でした。

11.jpg

だし炊き込みご飯

12.jpg

スフレオムレツ

13.jpg

伊兵衛サラダ

14.jpg

鮪のカルパッチョ

 

アルコールで程良い気分のまま、彼をホテルまで送って行く道すがら、「日本の味」について語っていたら、

「日本の味を堪能したい」のではなく、「日本食を堪能したい」と云うことで、直訳すると、

「寿司、お刺身、天ぷら、とんかつ、スキヤキ、おでん、鍋、茶碗蒸し等の日本食を沢山奢ってくれ!」ということでした。
彼の日本語は小学生レベル。私のタイ語ももっと低く幼稚園生レベル。
文化の違いもあるし、言葉の違い、お互いの意思の相通は難しいものです。

(スタッフS)

(表示されている代金は2017年3月3日現在のものです)

スカイマーク・ジェットスター・春秋航空日本利用 格安国内旅行ティークエスト

各出発地からの「羽田空港利用 東京フリーターイム特集はコチラ