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なぜLCCは安いのか、メリットとデメリットのまとめです

飛行機で同じ目的地まで行くということは何ら変わりはないのに、
ANAやJALのようなフルサービスキャリアとスカイマークやLCCは何が違うのか、
安いから何か大きいデメリットがあるのではないかと思われがちです。

 

そこで、今日はポイントを絞ってなぜ低価格を実現できるか、説明したいと思います。

 

1.使用機材
ティークエストで取り扱いのある、スカイマーク、ジェットスター、春秋航空日本は、
各社とも使用機材が統一されています。スカイマークと春秋航空日本はBoeing737、
ジェットスターはAirbus320を使っています。またLCCに分類される、ジェットスターと
春秋航空日本は、座席数をフルサービスキャリアに比べ多くし、その代償として、
シートピッチ(座席の前後の間隔)が狭くなっています。(通常2インチほど違います。)
また、機内の設備もシンプルになっていて、ディスプレイなどは一切付いていません。
しかしながら、スカイマークはANAやJALとほぼ同じシートピッチなので比較的快適です!

 

2.就航空港と空港ターミナル内の立地
スカイマークは羽田に就航していますが、ジェットスターや春秋航空日本は羽田には
就航せず、成田を拠点としています。単純に都心から成田の方が遠く、あらゆるコストが
抑えることが出来るからです。お住まいの場所によっては、立地による利便性が多少、
犠牲になる代わりに安く利用出来るということです。(羽田発着枠の問題もあります)
また、利用ターミナルやその立地もポイントです。スカイマークの場合、成田ではなく、
羽田に就航がありますが、JALと同じ第1ターミナルではあるものの、カウンターは
少し端の方にありますし、保安検査場から搭乗ゲートまでも遠いので時間がかかります。
ジェットスターや春秋航空日本の場合、羽田ではなく、成田空港の第3ターミナルですので、
電車でお越しの際は、第2ターミナルから徒歩もしくはバスを利用しなくてはなりません。

 

3.機内サービス
ANAやJALのようなフルサービスキャリアでは、無料でドリンクなどが提供されますが、
スカイマークやジェットスター、春秋航空日本では、それらは全て有料となっています。
とはいってもそこまで高価というわけではありませんし、機内販売限定の商品が用意
されていたりと、楽しむことが出来ますので是非チェックしてみてくださいね。

 

4.保有機材数と運行スケジュール
スカイマークやLCC(ジェットスター、春秋航空日本)のような安価に提供する航空会社は、
保有機材の数にあまり余裕がありません。極稀にですが、機材故障などが起こった際には、
急遽代替機が用意出来ないこともあります。また、可能な限り効率よく機材運用をする為に、
運行スケジュールは非常にタイトになっています。到着から次の出発まで約45分程度で、
何度も運航をしていく中で、小さな遅延の積み重ねで、最終便にかけて徐々に遅延となる
可能性もあります。スカイマークでは、定時運行に力を入れており、ANAやJALと遜色ない
レベルでの定時運行を現在では実現しています。(定時運行率=定刻から15分以内に
出発した便数の割合:2016年度:ANA89.23%、JAL91.68%、SKY89.72%)

 

いかがでしたでしょうか。メリット、デメリットを理解した上で旅行の計画が立てられると、
よりその時の自分のニーズに合った旅行が楽しめると思います。参考にしてみてください!

(スタッフY) 

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